このたび、フィリピンの先住民であるアイタ族の村へ、人道支援活動に行ってまいりました。

現地の子どもたちと触れ合う中で、貧困率の高さを目の当たりにしました。衣類や学校用品にその状況が映し出されており、支援の必要性を強く感じました。

 

それにもかかわらず、現地の方々は温かく私たちを迎えてくださいました。

アイタ族のダンスや子どもたちからの手紙を通じて、豊かな文化と純粋な思いを共有する時間は、私たちにとっても忘れられないものとなりました。

 

今回の活動には、現地の学生たちも多大な準備をしてくれました。その献身的な姿勢に感動し、むしろ私たちが与えられたように感じます。活動の一環として、約250名の学校にプレゼントを贈り、2日間で合計550名以上の方々への支援を実施しました。

ハードなスケジュールの中でのチャリティ活動でしたが、新たなチャレンジを通じて、私自身が支援活動の中で何に価値を置いているのかを再確認する機会となりました。

 

また、フィリピンのホスピタリティの高さにも感銘を受けました。滞在中お世話になったご家族は、家族愛に溢れ、境界線のない温かい関係性を体現していました。

それは日本のホスピタリティとは異なる、深い人間関係の中に根ざしたものでした。

一部で治安の問題などネガティブなイメージも伝えられるフィリピンですが、今回の活動を通じて、伝統的なつながりを大切にする地域の魅力を知ることができました。

 

その別れの際には寂しさも感じましたが、打ち上げとしてご家族とともに盛大なランチを楽しむことができました。

帰り道では、片道3時間かかるにもかかわらず、笑顔で送り出してくれたホスピタリティに改めて心を打たれました。

今回の経験を通じて、「完璧さを手放すこと」や「人とのつながりを大切にすること」を学びました。

まるで昔の大家族のような境界線のないつながりの中で過ごした時間は、私にとってかけがえのないものです。

 

人はいつかその場を離れる日が来ますが、そこで得た記憶や学びは一生心に残ります。

このような人生の一瞬一瞬を大切にし、歩んでいきたいと改めて感じた支援活動でした。

 

今後も地域社会や国際的な支援活動を通じて、多くの方々とつながり、価値を共有していきたいと考えています。